どうも!ジョンです!
副業の中でもメジャーな「物販」「せどり」「転売」というもの。
ただの言い方の違いと思っていませんか?
これらについて、「要は買ったものを、買った値段より、ネットとかで高く売って稼ぐやり方でしょ?」というイメージで片付けてしまっている人も多いことでしょう。
でも内心は、「本当にその解釈であっているのかな?」と思っていませんか?
適切な使い方に困ることはありませんか?
実は微妙な違いがあるのです。
実際、ゴチャゴチャになって呼ばれしまっていることもよく見かけますので、気になる人からすれば余計に気になると思います。
そんな方が結構多くおられると思ったので、今回この記事を用意しました。
ぜひこの機会に、この疑問から解き放たれてください‼
「物販」「せどり」「転売」には「仕入れ」から違いがある
結論から言いますと、「物販」「せどり」「転売」の違いは、「仕入れ先」と「仕入れ方法」と「仕入れる(取扱う)もの」といった部分にあります。
それぞれの特徴としては、こうなります。
- 物販は特に決まりはない
- せどりは、仕入れ先が主に「小売業者・個人」、取り扱うものは主に「中古品」
- 転売は、仕入れ先が主に「小売業者・個人」、取り扱うものは主に「新品」
物販にはそういった決まりみたいなものはありませんが、あえて「せどり・転売」に対して違う点で言えば、仕入れ先は小売業者や個人に限らず、正規のメーカーや卸業者から直接仕入れるといった点でしょうね。
逆にもともと持っていたもの、自分で作ったオリジナルのものなど、全てが当てはまり、取り扱うものに関しても、中古も新品も関係なしに「形あるもの」は全て物販に当てはまります。
せどりはあくまでも、小売業者・個人から仕入れ、小売業者・個人へ売る転売の一種であり、「せどり」と「転売」の違いは、一概には言えませんが、一般的には、中古品の転売を「せどり」といい、主に新品を取り扱うのが「転売」という言い方をします。
この違いを踏まえて、続いてはそれぞれの概要をみていってみましょう‼
「物販」「せどり」「転売」の概要
それでは、「物販」「せどり」「転売」について、それぞれどういったものなのか、その概要についてお話していきますね。
物販とは
物販とは、「形のある商品や製品を販売すること」です。
買ったものであろうが、もらい物であろうが、作ったものであろうが、それをネットで売ろうが、お店を構えて売ろうが、「形あるモノを売る」ことが物販です。
物販の説明については以上です。
ということはつまり、「せどり」も「転売」も、「物販」と言ってしまえることになります。
せどりとは
そもそもこの「せどり」という言葉の響きに対して、「なんで『せどり』っていうの?」「何かの略語?」と思ってしまいますよね?
なぜか、ひらがなですし。
せどりとは、まずは簡単に言うと「元々は、中古品や古くなったものを仕入れて販売すること」です。
「せどり」という言葉には歴史があり、昔から使われていた、つまり最近流行りだしたビジネスではなく、昔からあったビジネスなのです。
略語ではありません。
由来を辿ると「糶取り(せどり)」(米を売りに出すという意味)や、「競り売り」など江戸時代の言葉が由来になっていると言われています。
糶取りの「糶(うりよね)」という漢字は「出+米+[翟=擢(抜き出す)]」といった組み合わせで出来ており、貯蔵してあった米を選りすぐり出して売りに出すことを意味し、そこから転じて多くの物の中から選び出して売ることを「糶取る」または「糶り取る」と言います。
つまり、せどりには「多くあるものの中から、『良いもの・必要なもの』を選び抜く」という意味が含まれています。
そこから時が経ち、古書業界で、価値を見出した古本を業者から買い、同業者にその価値を説明して高値で売ることが「せどり」と言われるようになり定着しました。
今では「せどらー」と言われたりしてますが、当時は「せどり屋」と呼ばれ、店舗を持たず各地を回り、知識と目利きセンスで仕入れたものを同業者に売ったり、注文を受けた本を探し出したりする商売をする人たちがいたのですね。
そういった背景から、今では、古本に限らず、中古品全般、リサイクル品全般、プレミアが付きそうなもの、希少価値の高いレアもの、年代物などを見つけて転売すること、更には、中古に限らず、アウトレット、限定生産品、生産終了品、地域限定品など新品を扱う場合あっても、本来の意味合い的に通じるものであれば、幅広く「せどり」という言葉が使われるようになったのですね。
新品を扱うことも「せどり」と言ったりするので、そこが「転売」と区別しにくくなっている要因かと思いますが、実際その通りで、明確な線引きはありません。
というか、あくまでも「せどり」は転売の一種なので。
なので「一概には言えないが、せどりは中古、転売は新品」、それぐらいのイメージで解釈しても問題ありません。
ただし、真面目に頑張っているせどらーさんにとっては「転売ヤー」と呼ばれるのが嫌な方もいらっしゃいます。
「転売」と一緒にされたくない理由があるのでしょう。
では、その「転売」とはどういったものなのでしょうか。
※ちなみに、「せどり」という響きにも抵抗を感じている人は、「物販」と表現している人も多いです。
転売とは
転売とは「お店や個人、ネットから仕入れたものを、直接消費者に販売する物販の一種」です。
一般的には、新品を取り扱うイメージとして定着してます。
一応、先に言っておきますが、転売も立派な商売です。
考え方としては「安く仕入れて高く売ることで儲ける」という商売の基本です。
その供給に対して需要があるからこそビジネスとして成り立つのです。
例えば、日本で売ってない海外商品を仕入れて、日本の国内の消費者へ向けて販売する「輸入転売」と呼ばれるものにしていえば、「欲しくても日本では売ってなかったものを、国内で安全に買いやすいルートで買えるようになる」ことができれば、消費者としてはありがたいですね。
また、壊れているものを修理して中古品として売る「修理転売」にしても、一度ゴミになってしまったものを価値のあるものに復活させることで、資源ごみを減らすことにもなり、消費者には新品より安く提供できますし、既に生産終了しているものであればそれなりの価値が付きます。
そういった意味でもちゃんと世の中に貢献できる仕事です。
しかし世間的なイメージは悪くとらわれがちです。
それは、転売は違法だからとかいうわけではありません。
マナーの悪い転売ヤーのせいです。
例えば、人気アーティストのライブチケットを買い占めて、定価より高値で売るとか。
最低ですね。
そんなことをされてしまうと、本当のファンは、ライブに行くために無駄に高いお金を払わなければいけません。
自分が得することしか考えてない行為で、ファンにとってもアーティストにとっても悪でしかない存在です。
まあ、これは分かりやすい例として取り上げましたが、実際に問題となり、2019年6月に「チケット不正転売禁止法」という法律が施行されているので、現在では違法です。
こういったことから、改めてビジネスとは、お金を稼ぐこととは、世の為、人の為になってこそ、その報酬として利益がもたらされるものであるという意識を持ち続ける大切さに気付かされますね。
ぜひwin-winの気持ちを持って生きていきましょう(笑)!
まとめ
さて、以上が「物販」「せどり」「転売」の違い・特徴・概要となります。
スッキリしていただけたでしょうか?
とにかく
- 仕入れに関する違いがポイント
- 「せどり」も「転売」も物販の一種
- 「せどり」は転売の一種
- 「せどり」には「いいものを選び抜く」という意味や歴史がある
- 明確な線引きはないため、一概には言えないが、「せどりは基本中古、転売は基本新品」というイメージや感覚で捉えても別にOK
- どんなビジネスであろうが、自分しか得しない、誰もが迷惑に感じるような悪質なことはしてはいけません(当たり前)
ということです‼
最後まで読んでいただき
ありがとうございました‼
それではまたお会いしましょう。
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