どうも!ジョンです!
「株式」「株式会社」「株主」「株価」「株価指数」…
いろいろよく耳にする株フレーズが世の中にはありますよね。
「ていうか、そもそも株ってなに⁉」という方。
安心してください。
ここでは、そんなあなたに「株」のことをとても簡単にわかりやすくお話していきますので、ぜひ最後まで読んでスッキリしちゃってください!
さてさて、投資が注目されつつある昨今であります。
今までは投資も株も、自分とは無関係のものと思っていた方も多いと思います。
しかし、いよいよ気になりだしたが、いまいちよく知らない「株」。
まさに過去の私がそんな人間でしたので、この記事では、その当時の私に説明する気持ちでお話します。
投資の基本は株!
さぁ、まずはここから「株について知る」ことを始めていってみましょう‼
株とは何か簡単に言うと
株とは何か簡単に言うと、「企業が必要な資金を集めるため、投資家に発行しているもの」です。
株を正式に言った言葉が「株式」です。
「発行しているもの」というのが「株券」または「有価証券」とも呼ばれ、証明書のようなものです。
株のはじまり(超ザックリ)
株がどのようにして生まれたのか、「株のはじまり」を知ることにより、株への理解がより深まることでしょう。
時代は大航海時代に遡ります。
映画の「パイレーツ・オブ・カリビアン」をイメージしていただけるとわかりやすいと思いますね。
その時代、勢力を持ったヨーロッパ人達は、アジアやアフリカ、アメリカ大陸へ武器を持って攻めていき、金銀、象牙や香辛料をはじめとする現地の資源を奪い、それらを持ち帰ることで利益を得ていました。
ではそもそも、その航海するための資金はどうしていたのでしょう。
もともとは航海する度に出資者を募り、航海で持って帰ったものから得られる利益を分配していました。
しかし危険な航海の冒険の途中では、荒れた海で沈没したり、海賊に襲われたりすることも。
そのうえ、無事に帰ってきたところで利益がなければ、その航海は成功とは言えません。
利益がなければ、出資者は何も貰えるものがないので大損です。
そこに出資するのは1レースごとに賭けるギャンブルみたいなものですね(笑)
リスクが大きければ、お金を出してくれる人も、お金の額も集まりにくくなります。
資金が集まらなければ航海できません。
そこで考えられたのが「株式」という「資金集めができるシステム」なのです。
それは、広く出資者を募り、莫大な資金を集めることで、複数回の航海を安定した事業として運営していきます。
そうすることで、定期的な航海が可能となり、利益も生み出しやすくなります。
安定した利益を生み出せるようになると、安定した還元も可能となります。
出資者(投資家)としても、1回に賭けた航海が失敗に終わり大損するよりは、複数回の航海のトータルの利益から分配(配当)を受け取ることができるので、大損リスクをかなり回避できるどころか、失敗がそう続きもしなければ、基本的には儲かる仕組みと言えますよね。
いいですね。
win-winですね。
こうした考え方で生まれたのが「株式」なのです。
株を買うことは「株主」と呼ばれるオーナーの1人になるということ
株を買うことによって、それは「その会社が事業を行うための資金」を提供してあげることになります。
つまり、資金提供者であり、「株主」と呼ばれます。
「株主」とは、会社経営に携わるオーナーの1人です。
オーナーと言っても保有している権利分だけですよ。
会社が発行している株数の1%しか買っていなければオーナー権も1%。
逆にその会社の株を100%保有しているなら、その会社はあなたのものです。
「いきなり『オーナー』とか『経営に携わる』とか言われてもピンとこないし、むしろ困る」という方もいるかと思いますが、あくまでも「その権利がある」という話なので、そんなに難しく感じる必要はありません。
なので、そこはとりあえず置いておいて、もっと株主のお得な情報が知りたいですよね?
はい、では、次、その株主のメリットについてです。
株主のメリット
株主になるメリットは、次の「株主の4つの権利」です。
【株主の権利】
・配当金を受け取る権利
・株を売ることができる権利
・株主優待をもらえる権利
・株主総会に参加する権利
では、この「株主の4つの権利」について、それぞれ説明していきますね。
配当金を受け取る権利
一番嬉しいのがやっぱりこれですよね!
お金!
株主になると、「配当金」が貰えます。
これ、いわゆる「不労所得」というやつです。
株を持ってるだけでお金が貰えるのです。
配当金は株を多く持っているほど多く貰えます。
配当金=1株あたりの配当金額×保有株数
ただし、配当金額は株の銘柄によって違いますし、企業の業績が良くなければ、配当が減らされたり、貰えないこともあります。
また、株価(1株当たりの株の値段)は常に変動しているので、それに伴い配当利回り(保有している株の購入金額に対し、1年間でどれぐらいの配当が貰えるか)も変動します。
イメージとしては、配当利回り4%ぐらいで捉えていただければ無難なラインかなと思います。
【配当金のイメージ】
例えば、株価1万円で100株購入した保有株(1万円×100株=100万円)に対し、配当金額が400円の場合、1万円に対し400円貰えるので配当利回りは4%ということになり、1年保有で4万円(100株×400円=4万円)の配当金が貰える、そんなイメージです。
ちなみに配当金で稼ぐことは、「インカムゲイン」と呼ばれるものにあてはまります。
例えば、株でいえば、「配当金」と「株主優待」、不動産投資においては、賃貸することにより得られる「家賃収入」、預貯金の「利息」などがインカムゲインです。
インカムゲインに対し、保有している資産を売ることで得られる利益を「キャピタルゲイン」といいます。
基本的にどの資産運用の方法でも、投資利益は「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の2つに分類されます。
株を売ることができる権利
株主は、保有している株を売却する権利もあります。
キャピタルゲインで儲ける方法です。
買ったときより高くなったときに売る。
とてもシンプルでイメージしやすいですね。
配当金で増え続けるのを、何年も何十年も待つよりも、短期間で大きな利益を生み出すことが可能です。
ただし、ここに株の恐ろしさが存在します。
株の銘柄の中には、1年間で株価が数倍になるものもあるので、それを狙って大量の株で勝負をかけて、億万長者になることもできれば、その逆もありえるわけです。
株価が暴落し始めると、少しでも損失を軽くするために早めに売るべきか悩みます。
そこからの急上昇もありえるので、それを期待し様子を見たが暴落し続けた場合、人は焦ります。
最悪、その会社が倒産し、無価値になってしまうとゲームオーバーですからね。
そんな焦りから血迷い、購入時よりも暴落状態でも売ってしまって大損する人は少なくありません。
そして、その失った資産は残念ながら返ってきません。
注意すべき点は、一つの銘柄に絞って一気に大量購入するほど、「ハイリスク・ハイリターン」になるということです。
ハイリスクを回避するには分散することが大事なポイントになりますので、まずそこだけは覚えておきましょう。
分散の基本として、次の2つの分散が重要とされています。
■資産分散
・いろんな種類の複数の銘柄に分散する
■時間分散
・購入時期(買うタイミング)を分散する
・高い時に買ってしまうかもしれないのでまとめ買いはしない
【資産分散について】
一つの銘柄に資産を固めずに、なるべく様々な分野、更にその分野の中でも様々な企業の銘柄に資産を分散することで、一気に資産を失うことを避け、資産を安定して増やしていきやすくなります。
【時間分散について】
ある銘柄を10万円分購入したい場合でも、その銘柄が今後上がり続けるか下がり続けるか、激しく上下する動きになるかはわからないため、10万円分を1回で購入するよりは、毎月1万ずつ、10ヵ月かけて購入すれば、「高いときに買ってしまった」ということを回避できます。
それに「毎月1万円ずつ」と決めておくと、株価が上がっているときは1万円分で少ない株数しか買えませんが、下がっているときは同じ1万円分でも多く購入できることになります。
結果、高いときに買った株より、安いときに買った株を多く保有できるので、一気に買うよりは安心な買い方と言えるのです。
株主優待をもらえる権利
株主優待とは、会社によってさまざまですが、その会社の「自社製品」や「無料サービス券」「自社商品(サービス)割引券」といったものが代表的なものになります。
株主優待は必ずしもあるものではないですが、株主になるとそういった嬉しいものをいただける権利もあるのです。
これを狙って、自分の大好きな商品やサービスを提供している会社の株を買うのも楽しみの一つと言えますね。
株主総会に参加する権利
最後に先ほど軽くお話した「株主総会に参加する権利」についてです。
この記事をご覧になっている方は、正直興味ない方の方が多い気がするので、先にメリット!(笑)
株主総会に参加するメリット
・株主優待とは別に「株主総会限定オリジナルグッズ」など貰えたりするかも
・会社の経営方針や雰囲気を知る機会でもあり、貴重な体験になるので案外楽しい
せっかくの権利ですので、好きな会社、興味のある会社の株主総会には、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
一応、簡単に説明もしておきます。
初めての場合は、株主が100人以上はいるような、大人数の株主総会の方が、人数に埋もれて目立つこともないので、緊張もなく気軽でオススメですよ。
株はこの世に必要なもの
企業がビジネスやサービスを運営していくには、膨大な資金が必要です。
会社設立にかかる諸費用、社員への給料、事務所の家賃、水道光熱費、通信費、福利厚生など常にかかってくるランニングコスト、新事業に必要な資金。
事業主の資産のみでそれらを行うのはなかなか無理があります。
そこで「資金集めができるシステム」が、この世には必要になってきます。
そのおかげで、これまでの経済や企業の発展が成り立ち、さまざまな発明やものづくりの技術、あらゆるサービスも、安定した事業として継続してこれたからこそ、この現代に至るまでの成長があるのです。
私たちが、日頃から当たり前のように使っている便利な発明品の全てが、「株」のおかげと言っても大げさではないかもしれませんね。
まとめ
そもそも「株」とは何か、簡単にできるだけわかりやすい内容にしたつもりではありますが、いかがでしたでしょうか?
少しはスッキリできましたか?
とにかく知識が追い付いていない状態で「銘柄一点集中大量買い」だけはやめてくださいね(笑)
ちゃんと知識を身に付けていけば、株はそんなに怖がる必要はなく、元々win-winな考えから生まれた株は、むしろあなたの味方になってくれるものです。
ちなみに、少額から安心して株式投資ができる「ミニ株」や「単元未満株」と呼ばれる証券サービスなんてのもあり、それを紹介した記事がこちら👇
また、「投資信託」と言って、超ザックリ聞こえよく説明しますと、「プロが厳選した、信頼できる銘柄を集めたセット商品」みたいなものもあったりします。
サブスク(定額のアマゾンプライムやネットフリックスやAppleMusicなど)とか、豪華アーティストがラインナップされた音楽フェスみたいな感覚に近いです。
それについてはまた今度。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました‼
それではまたお会いしましょう。
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